【自分の気分が良くなる思考を選ぶ】という意識を持ってみるのは如何でしょう

思考は現実になる

不安は的中する

なんか嫌だなあと思っていたら案の定嫌なことが起こった

虫の知らせ

願いは叶う

なんて言葉を聞いたことはありませんか?

これらは全て、

「あなたの現実はあなたが創っているんですよ」

という意味の言葉だと、私は思っています。

例えば、朝起きた瞬間から夜寝るまで、仕事や家族や人間関係の不平・不満・不安・怒りばかりを考えて毎日毎日過ごしているAさん。果たしてAさんは幸せと感じる現実を生きているのでしょうか?

幸せの定義は人それぞれですので、仕事や家族や人間関係の不平・不満・不安ばかりを考えて毎日毎日過ごしているAさんも「この生き方が私の幸せ」って思えれば、それで良いのです。ですが、Aさんが「幸せだな」と感じて生きてるなんて、到底思えませんよね。つまり、不平・不満・不安・怒りばかりを考えているAさんの思考が、Aさんの幸せではない現実を創っているんです。

では、人は何に対して不平・不満・不安・怒りを考えてしまうの?というと、これもまた人それぞれです。

「だって彼氏に振られたから」

「だって上司がすぐ怒るから」

「だって同僚と仲が悪いから」

「だって夫が自分勝手だから」

「だって子どもが反抗してくるから」

「だって親がうるさいから」

「だって雨で服が濡れたから」

などなど。共通して言えるのは、自分以外の外側の状況に原因を押し付けている、という点です。相手がこうだから、周りの状況がこうだから、私は幸せじゃないんだ、っていうような。

ですが、物事には必ず良い面と悪い面があります。

例えば「彼氏に振られた」という場合。

怒りや悲しみが出てきて、メンタルが不安定になるまで落ち込んでしまい、時間が経ってもなかなか立ち直れなくて鬱々とした毎日を過ごすことがあります。その根っこにあるのは「私は愛されない」「私は大切にされない」という思考、つまり「私は愛される価値がない人間」「私は大切にされる価値がない人間」というような、あなた自身の思考である場合が多いものです。だけど考えてみてください。

本当にあなたは愛さていなかった?

本当にあなたは大切にされていなかった?

つまり、悪い面だけにフォーカスしてしまっているあなたの思考が、毎日が辛いというあなたの不幸せな現実を創っているんですね。

彼氏に振られて、散々あなたは傷付いた。泣いて責めて落ち込んでも良いでしょう。だけど、ひとしきり悲しんだら「彼氏に振られた」という事実にどんな良い面があるのか、良い面にフォーカスして思考してみたらどうなるでしょうか?

自分を大切にする、という意味では「私を傷付ける男なんていらない」って別れをすっと受け入れられるかもしれません。自分自身を深く見つめるきっかけにもなって、自分がわくわくとする生き方が見えてくるかもしれません。落ち込んでいる自分を支えてくれる家族や友人の存在に気付いて、愛を感じるかもしれません。「もっと綺麗になって見返してやる!」なんて決意して、美しく変わっていくかもしれません。

このように、「彼氏に振られる」ことの良い面にフォーカスした思考が、あなたの幸せな現実を創っていくのです。

職場でも家庭でも同じです。あなたの思考があなたの現実を創っていきます。

となれば、いつでも何が起きても【自分の気分が良くなる思考を選ぶ】という意識を持って生活するのは、とても大事なことです。

何かをぐるぐると考えている時って、たいてい不平や不満や不安や怒りを抱えている時です。そんな時「ちょっと待て!」と自分の思考にストップをかけるのです。そして、

「この思考で、私、気分が良い?」

って、自分に聞いてみてください。

「否!」

と自分のこころが答えたら、

「じゃ、この思考を選ぶのはやめる!」

と決めましょう。

世の中には様々な心理療法がありますが、最も有名なもののひとつに「認知行動療法」があります。認知行動療法の中の「認知再構成法」は、この【自分の気分が良くなる思考を選ぶ】というマインドを、もう少しロジカルに組み立てて、練習するものです。

また、スピリチュアルでいうところの「引き寄せの法則」も根本は同じ理論です。

心理学にしろスピリチュアルにしろ、色んな分野で色んな人たちが「こうするといいよ!」って教えてくれているということは、それだけ【自分の気分が良くなる思考を選ぶ】ということは大切で、難しいことなのかもしれませんね。

ですが、どうにもこうにも【自分の気分が良くなる思考を選ぶ】ことが出来ない時。

「どうして私は、いつもいつもわざわざ自分の気分が悪くなる思考を選んで、自分を傷付けるのかなあ…」って、考えてみましょう。そこには強い強い「罪悪感」がある可能性があります。その罪悪感をどうするのかは、次の手です。

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