自分のデータをとってみる~こころと現実の見える化がモチベーションを保つ~

いくら他人から
「こうしたらいいよ。」「ああしたらいいよ。」
って言われても、いまひとつ動けない。
こうしたらいいよっていう方法をとりあえずやってみるけど、なかなか続かない。

「だって効果が分からないんだもん…」

確かに効果を感じられないと、
「こんなことやって何の意味があるの?」
「これっていつまでやればいいの?」
って思ってしまいますよね。

特に「こころ」とか「幸せ」とか「感情」なんていうものは目に見えないものなので、「こころの健康に良い」っていう方法をやってみても、効果を実感しずらいのです。
そんな時は、自分のデータを取って効果を「見える化」してみましょう。

例えば、先日のコラムに書きました、
【自分の気分が良くなる思考を選ぶ、という意識を持ってみる】方法。
これは、いつでも何が起きても【自分の気分が良くなる思考を選ぶ】という意識を持って生活をする、というやり方でしたね。

  1. 何かをぐるぐると考えていることに気付く
  2. 「ちょっと待て!」と自分の思考にストップをかける
  3. 「私、この思考で、気分良い?」って、自分に聞いてみる
  4. 「否!」と自分のこころが答えたら「じゃ、この思考を選ぶのはやめる!」と決める
  5. 別の気分が良くなる思考をする

これをやり始めると、一日の中でいかに自分が「自分の気分が悪くなる思考を選んでいるか」という事実に気付かされます。
「あ、いま気分が悪くなる思考を選んでた。」
その5分後
「あ、また気分が悪くなる思考だ。やめやめ。」
その5分後
「かーっ!まただ!」
最初のうちは、気分が良くなる思考を選ぶということに、逆に疲れてしまうかもしれません。
ここで「なんか疲れるし、効果もよく分からないし、やめよ。」となってしまわないように、【自分の気分が良くなる思考を選ぶ】と決めたその日から、記録を残していきます。実験してみるのです。

手帳やノートを1冊準備します。
なるべく持ち運びできるものが良いです。選ぶ時には自分の直感で、持っているだけで気分が上がるものを買いましょう。私はスケジュールと日記が一体化になっているものを使っていますが、この形式が一番効果が「見える化」しやすいと感じます。

筆記用具は鉛筆でもシャーペンでもボールペンでも万年筆でも何でもOK。これも持っているだけで気分が上がるものを。私は色々試してみた結果、ゴールドのシャーペンが一番自分にしっくりきました。

まずは、準備した手帳の1ページ目に、
「自分の気分が良くなる思考を選ぶ」
と書きます。この実験をすると決めるということです。決意表明ですね。
そして、毎日その日の欄に、
・今日のいいこと
・今日のいい気分
・今日のうれしかったこと
・今日の感謝したこと
を書いていきます。何も大きなことじゃなくて良いのです。自分の日常にあるささやかな幸せで良いのです。

朝、目覚められたこと
呼吸ができること
コーヒーが美味しかったこと
命の危険にさらされずに暮らしていること

毎日同じことでもOK。
夜、寝る前に一気に書いてもいいのですが、私は忘れっぽいので手帳を持ち歩いて、よい気分を感じた瞬間に都度書いています。

これを毎日続けるだけ。
最初はなかなか書けなかったことが書けるようになり、だんだん書く場所が足りなくなってきます。そうして1か月後に見返してみてください。そこには幸せの文字でびっしりと埋まった手帳があります。これは、【自分の気分が良くなる思考を選ぶ】という実験結果を記したデータです。
「こんなに効果があったんだ」と実感すると同時に、いつの間にか【自分の気分が良くなる思考を選ぶ】ことが、苦にならないようになっている自分にも気付くと思います。

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