なぜRAFFINEのカウンセリングは高額で、長期の時間が必要なのでしょうか?
RAFFINEでは、20~30回前後を一つの節目として、継続的なカウンセリングをご案内しています。
「なぜ、そんなに時間が必要なのですか」
「1回で悩みを整理して、答えを出すことはできないのでしょうか」
「この料金には、何が含まれているのでしょうか」
そう感じるのは、自然なことだと思います。
RAFFINEが大切にしているのは、その場で気持ちを軽くすることだけではありません。
何度考えても繰り返してしまう人間関係。
相手の一言を、何日も引きずってしまうこと。
怒りや自己否定が始まると、自分では止められなくなること。
誰かの評価を聞くと、自分が感じていたことまで分からなくなること。
トラウマを思い出すと出てくる苦しい反応。
こうした反応を、意志の力で抑えたり、正しい考え方に置き換えたりするのではなく、
「なぜ、この反応が必要だったのだろう」
「この反応は、何から自分を守っているのだろう」
と、自分の内側にある心の働きを理解していきます。
つまり反応の奥にある【生きづらさの構造そのもの】を扱うのです。
このページでは、RAFFINEが何に時間を使い、何に対して料金をいただいているのか。
そして、プロセスを重ねることで、日常や人間関係にどのような変化が起こり得るのかを、具体的にお伝えします。
RAFFINEの価値
IFSでは、起こった事実に対するあなたの心の働きを「パーツ」と呼びます。
自分を責める。
相手に強い怒りを感じる。
嫌われないように、相手に合わせ続ける。
傷つく前に、人との距離を取る。
これは、あなたの反応ではなく【あなたの中のパーツの反応】です。
こうしたパーツの反応は、あなたを苦しめるために存在しているわけではありません。
多くの場合、それぞれのパーツは、過去のある時点から、あなたを傷つけないために働き続けています。
たとえば、自分を厳しく責めるパーツは、
「失敗する前に自分を責めておけば、誰かから責められずに済む」
「期待しなければ、失望せずに済む」
「自分が我慢すれば周りはうまく回る」
と考えているのかもしれません。
そのパーツに、初めて会ったセラピストが、
「自分を責めるのはやめましょう」
「自己肯定感を上げましょう」
と伝えても、パーツたちは、簡単に役割を手放すことはできません。
逆に
「いやです!」
と、パーツたちの猛反対に遭い、あなたに心身の不調を引き起こしたり、セッションに行きたくないと思わせるかもしれません。
なぜならそのパーツは、あなたを責めることであなたを守り、自己肯定感を低く保つことであなたを守ってきたからです。パーツにとって、今までやってきた役割を手放すことは、大切なあなたの死を意味します。ですから、簡単にその役割を手放すことなんかできないのです。
RAFFINEでは、あなたのパーツたちを急いで変えようとはしません。
どのパーツもあなたを守るために必死に頑張っています。
悪いパーツはひとりもいないのです。
そこでまずは
パーツは何を恐れているのか。
あなたに何が起きないように守っているのか。
いつから、その役割を担ってきたのか。
一つひとつのパーツの話を聞き、その役割を受け入れ、パーツたちがどのような連携をとってあなたを守っているのかを理解し、パーツたちとセラピストとの信頼関係を築いていきます。
そして、信頼関係は一長一短にできるものではありません。
RAFFINEでは、あなたの心の奥にある苦しさへ、早くたどり着くことを目的としません。
あなたの内側にいるパーツたちを、誰ひとりとして置き去りにせず、悪者にせず、同じ関係の中で継続して関わることを大切にしています。
リターン-起きる変化-
20~30回前後のカウンセリングを受けたら、悩みがすべてなくなるわけではありません。
怒りのパーツが立ち上がり、相手に腹が立つこともあります。
自分を責めるパーツが出てくる日もあります。
人間関係で傷つき、涙を流すパーツが出てくることもあります。
けれど、そのパーツたちの反応に、自分のすべてを持っていかれにくくなっていきます。
実際に、継続してカウンセリングを受けている方が、こう話してくれました。
※個人が特定されないよう、一部内容を変更しています。
【ケース1】
「自分の中に色んなパーツがいるって理解したから、相手のパーツもなんとなく感じるようになりました。だから、必要以上に悩まなくなったんです。」
以前は、相手が怒ったり、泣きわめいたり、強い言い方をしたりすると、その人に対する怒りがなかなか収まりませんでした。
けれど、あるとき相手の姿が、
「見捨てられそうになって、泣いて駄々をこねている3歳児」
のように見えたそうです。
決して相手の言動を許したわけではありません。
嫌だったことを我慢するようになったのでもありません。
ただ、
「この人はいま、見捨てられることが怖くて、必死に自分を守っているのかもしれない」
と、相手を見られるようになったことで、相手の怒りをすべて真正面から受け取らずに済むようになりました。
怒らなくなったのではなく、怒りのパーツに自分の全部を持っていかれなくなったのです。
【ケース2】
また、別の方は、他人の評価に以前ほど振り回されなくなったと話してくれました。
たとえばAさんが、
「Bさんって、こういう人だよね!ほんと腹立つ!」
と、怒りながら話したとします。
けれど、自分と一緒にいるときのBさんは、そのような態度を見せません。
以前なら、
「私がBさんの本質を見抜けていないのかもしれない」
「Aさんが言うなら、私もBさんを警戒した方がいいのかもしれない」
と、自分の感じ方が分からず、Bさんとの関係に無用な支障が出てきたかもしれません。
けれど今は、
「Bさんのあるパーツが、Aさんの前では出てきたのかもしれない。そこに、Aさんのあるパーツが反応したのかもしれない」
と考えられるようになりました。
ではAさんが間違っているのでしょうか?
そういう訳ではありません。Aさんが見たBさんも、その場では本当だったのでしょう。
けれど、それがBさんのすべてとは限りません。
「AさんとBさんの間では、お互いのパーツ同士でそういうことが起きた。けれど、私とBさんの関係では、今のところ違う体験をしている。」
と、分けて考えられるようになったのです。
その結果、誰かの評価に合わせて、自分の感じ方を訂正しなくて済むようになりました。そうすると、誰とどのように関わるのかを、周囲の評判ではなく、自分自身の体験をもとに選べるようになっていきました。
このような在り方は、健全な人間関係を築く上での基礎となっていきます。
【ケース3】
またある方には「他人が怖い」と怯えるパーツがいました。
そのせいで自分に自信を持てず、仕事にも支障をきたしていました。
そして、怯えるパーツの横には、長いあいだ親への強い怒りを抱えているパーツもいました。
怒りのパーツは、親に傷つけられた自分を守るために、
「もう二度と同じような思いをさせない」
「これ以上、自分の尊厳を傷つけさせない」
という役割を担っていました。
ですから必要以上に他人を警戒し、そんな自分に疲れ果てていました。
セッションでは、親への怒りをなくそうとしたり、親を許すように促したりはしませんでした。
怒りのパーツは、なぜそんなに怒っているのか。
今までずっと、何から本人を守ってきたのか。
その怒りがなければ、本人に何が起きてしまうと感じているのか。
怒りのパーツがどれだけ頑張ってきたのか。
時間をかけてパーツの話を聞いていきました。
そうやってセッションが進むにつれて、怒りのパーツは、ただ親に対して怒り続ける役割から、自ら少しずつ役割を変えていきました。
現在は、本人のすぐそばで軸を支え、ほかのパーツたちの様子を見守り、必要なときには全体をまとめ、本人の尊厳が侵害されそうな時は立ち上がる、そのような存在になっています。
怒りのパーツが消えたわけではありません。
けれど、以前のように怒りで苦しめるのではなく、本人の尊厳を守る力を、別の形で使えるようになっていったのです。
「他人が怖い」と怯えていたパーツは、怒りのパーツが役割を変えていったことで、その元で安心を得られるようになりました。
そうすると、実生活でも変化が起きてきます。
必要以上に他人に怯えることが減り、自分の考えを言葉にし、相手に伝えられるようになりました。仕事にも自信を持って取り組めるようになっていったのです。
もちろん、今でも落ち込むことはあります。
周囲の言葉に傷つき、自信を失う日もあります。
けれど、以前のように長いあいだ立ち直れなくなるのではなく、短い期間で自分の軸に戻れるようになりました。
その変化について、ご本人は笑顔で「以前の自分では考えられません」と話していました。
最初のセッションから2年が経った現在も、この方はカウンセリングを継続されています。
それは、苦しい状態から抜け出せていないからではありません。
自分の内側で起きていることを理解し、自分の人生をより自分らしく選んでいくための時間として、カウンセリングを「自分への投資」と考えて通われているのです。
RAFFINEのカウンセリングを通して起きる変化は、
感情がなくなることでも、誰とでもうまく付き合えるようになることでもありません。
自分の中で何が起きているのか(どのパーツが反応しているのか)に気づくこと。
自分を苦しめているように見えたパーツの反応にも理由があると分かり、パーツと敵対するのではなく対話できるようになっていくこと。
ひとつ一つのパーツの反応に人生を持っていかれる状態から、自分の軸に戻る感覚をつかむこと。
相手の反応と自分の価値を分けて考え、自分自身の感覚をもとに行動を選べるようになること。
そのプロセスを、セラピストと継続的な関係の中で、一歩ずつ積み重ねていくのがRAFFINEのカウンセリングです。
だからこそ、RAFFINEでは1回で答えを出すことではなく、20~30回前後を一つの節目とした長期的なプロセスを大切にしています。
何に時間と料金をいただいているのか
あなたの内側で起きている変化を見失わないよう、神経を研ぎ澄ましセッションに臨むこと。
あなたの内側で【いま、何が起きているのか】を、理解し続けること。
あなたがひとりで抱えてきた辛い感情を、共に味わうこと。
セッションごとの変化を踏まえながら、次の時間を準備すること。
安全な関係を提供し、その歩みを共に支え続けること。
セラピスト自身が、常に安定してその場に居続けること。
セッションの場がくずれないように、しっかりと保持し続けること。
一度きりではなく、クライエントとセラピストの継続する関係そのものを引き受けること。
専門職として日々研鑽を重ねること。
RAFFINEでは、こうした時間と専門性、関係性のすべてに対して料金をいただいています。
これが、RAFFINEが高額・長期カウンセリングという形を選んでいる理由です。