どうしてあの人の事が苦手だと感じるのか

「今の上司は私の業務をとても細やかに見てくれて、アドバイスをしてくれます。とてもありがたい事だと分かってはいるのですが、そのアドバイスが私の事を全否定されているように感じてしまって、素直に受け入れられず、この人苦手だなってイラっとしてしまいます。そんな時どうしたら良いのでしょうか?」

去にその上司と似たような人、居ませんでした?

「この人、苦手だな・・・」って思う人が居て、何らかの支障がある時には、まず自分の過去を振り返ってみると良いのです。過去に似たようなタイプの人が居ませんでしたか?この相談の例だと、とても細やかに自分の事を見てくれて、アドバイスという名のもと、いちいち口を挟んでくる人。だけど自分の意見や気持ちを尊重してくれず、全否定してくるような人。例えばお父さん・お母さん・兄弟姉妹・親戚の人・学校や部活の先生・元カレなど。

「あ!」と思い当たる人が居たら、大元の原因は今の上司ではなく過去のその人です。過去のその人との関係で、あなたは自分自身を全否定されて、怒ったり悲しかったりしたはず。ですがその「怒りや悲しみ」という感情を、当時きちんと処理出来ないまま、もしくは押し殺したまま、ずっと抱えて生きてきたんです。そして、過去に感じた怒りや悲しみの感情を、その人に似たタイプの今の上司に重ねて見ている、という可能性があります。

ゃどうしたら良いの?

そんな時に向き合わなきゃいけないのは、過去のその人との間に感じていた『自分の感情』です。

1.ノートを2冊準備します

2.ノート①に、過去その人に対して感じた怒りや悲しみといった辛い感情を書きなぐります

3.書いて書いて書きまくっているうちに、「でもあの人も悪い人じゃなかった」「あの人にも事情があった」「嫌な事ばかりじゃなかった」「嬉しい事もあった」というような感情が出てきます。そういう感情はノート②に書きます

4.ノート②を書いているうちに、またしても「でもやっぱりムカつく!」という感情が出てきます。そしたらノート①に戻って書きなぐります。

こうやって、ノート①とノート②の間を行ったり来たりしながら書いていきます。大事なのは途中で止めず『怒りや悲しみが出てこなくなるまで書く事』です。出てこなくなったら、感情をちゃんと昇華させたというサインです。ここまでくるのに日数がかかる場合もあります。

でもそうすると、今の上司の言動に対する自分の受け止め方も変わってきますよ。

ノートに書く女性

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