夫や彼氏に『お母さんの役割』を求めていませんか?~「私とは合わないな」と感じるパートナーを持つあなたの後ろに控えている、お母さんという存在~

「私はこうして欲しいのに、夫(彼氏)はやってくれないんです。」

「夫(彼氏)がしてくれることって、なんかズレてるんです。」

夫(彼氏)は私の気持ちを全然分かってくれないんです。

「私も夫も価値観がまったく違うんです。」

「なんか夫(彼氏)のやることなすこと全部にイライラして。」

「育った環境が違い過ぎるからだと思います。」

「もう別れた方がいいのかな…」

こういう理由で別れを決める前に、いったん立ち止まって考えてみましょう。

あなたは、パートナーにお母さんの役割を求めていませんか?

日本は母性社会と言われています。

物事には良い面と悪い面の両方が必ずありますが、それは母性も同じです。

母性の良い面は、子どもを生み慈しみ育てるという面。そして悪い面は、子どもを吞み込んで母性と一体化させ、いつまでもしがみついて離さないという面です。

子どもが小さい頃は、子どもと母性(必ずしも実母である必要はありません)がくっついて一体化していることが大事なのですが、ある程度の年齢になったら子どもを手放して、自立させていかなくてはいけません。大体、中学~高校時代という思春期にその時期がきますが、母性と子どもを上手に分離させていくということが、そもそも母性社会である日本人は苦手なのです。

例えば、あなたのお母さんが過干渉で不安症な人だった場合。

母性の良い面全開で、小さい頃からあなたを可愛がってくれ、沢山甘えさせてくれて、受け入れてくれましたね。だけどもしかしたら、あなたが中学校に入って自我を確立しようと自立し始めた時に、母性の悪い面が表に出てきて、お母さんが自立を阻もうとしてきませんでしたか?

「それでお母さんが喜ぶならいっか。」

「まあお母さんと対立してケンカするのもめんどくさいし。」

「お母さんの言う通りにしてたら間違いないしな。」

そうやって、あなたがお母さん(母性)に呑み込まれたまま大人になってしまうと、

「お母さんが私にしてくれたのと同じことを、私にもしてよね!」

「お母さんの代わりに、あなたが私を幸せにしてよね!」

と、『お母さんの役割』を夫や彼氏に求めてしまいます。それは、「自立した大人同士」という関係ではなく、あなた自身を「夫(彼氏)の娘」という立ち位置にしてしまうということです。勿論あなたは「お母さんの代わりになって!」と、夫(彼氏)に伝えた訳ではありません。無意識に思っているだけです。だけど、その無意識は確実にパートナーに伝わります。そして当たり前ですが、パートナーはあなたのお母さんの代わりは出来ません。そうすると、上手にお母さんをやってくれない夫(彼氏)に不満を持ち、イライラし、

「夫(彼氏)は私の気持ちを全然分かってくれない。」

となるのです。また、夫(彼氏)側からしてみれば、

「オレの娘という立ち位置に居る妻(彼女)」に対して「女として見れなくなる」という状況に陥っても、不思議ではありません。

ここまで読んで「私のことだ!」と気付かれた方。気付いただけでパートナーシップは随分変わってくると思いますが、大事なポイントは

「娘から、大人の女性として自立しましょう」

ということです。いつまでも母性に吞み込まれたままの娘で居続けるのではなく。

その人によってやり方は色々とありますが、今日から自分で出来る手っ取り早い方法は、見た目を変えるということです。

化粧をしっかりする

ヘアスタイルを華やかにする

ロングヘアにしてみる

ミニスカートを履く

ハイヒールを履く

色っぽいと思わせる服を着る

セクシーな下着にする

ネイルをする

ピアス・ネックレス・リングなどのアクセサリーを着ける

香水をつける

ボディケアを丁寧にしてみる

意識して、大人の女性に外見から近付けていくのです。そうすると、あなたを呑み込んでいた母性が、あなたを離すまいと邪魔をしてくるような現象が起こる場合があります。例えばお母さんやお父さんが、あなたの自立を阻んでくるようなことを言ってきたりするのです。だけど「そういうことがあるんだな」と理解していれば、反抗期のように親とケンカしてモメることなく「ハイハイ」と受け流して、上手に自立に向かうことが出来ます。

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