間違えやすい自己有用感と自己効力感と自己肯定感

1.自己有用感とは【自分は何かや誰かの役に立っている】という自信のことです。

2.自己効力感とは【自分は何かを成し遂げられる】という自信のことです。

3.自己肯定感とは【自分は誰かの役に立っていないかもしれないし、何かを成し遂げた訳でもない。出来ないこともダメダメな面も沢山ある。でも、出来る事だって良い面だって沢山あるし、良いも悪いもぜーんぶひっくるめて自分。それでOKです】というような、等身大の今現在の自分という存在に対する、揺るぎない自信のことです。

1も2も3もとても大事な自信ですが、これらがごっちゃになっている方も多くいらっしゃいます。この3つは似て非なるもの。まず何よりも最初に身に付けて頂きたいのは、3の自己肯定感です。

想像してみて下さい。

自己肯定感が低いまま1の自己有用感や2の自己効力感を求めてしまうと、いつもいつも誰かや何かの役に立っている自分でなければいけません。また、いつもいつも何かを成し遂げる自分でいなきゃいけません。役に立たない自分や何かを成し遂げていない自分ではダメなので、常に馬車馬のように動き努力し続けなくてはならず、休む間はありません。

努力し続けることで人は成長し自立していくので、努力が悪い訳ではありませんが、自己肯定感が低いままの努力の先にあるのは【疲労困憊】、そしていずれ【疲れ切って生きている意味が分からなくなる】状態が待っています。

またそのような人は、他人にも【役に立つこと】や【成し遂げること】を求め、それが出来ない相手を受け入れられません。【役に立つこと】や【成し遂げること】以外にも、相手の長所は沢山あるのに、それらの長所を見ることが出来ません。

自己肯定感が高い人は、ダメな点も良い点もひっくるめた丸ごとの自分を受け入れ愛しているので、他人に対しても、ダメな点も良い点もひっくるめた丸ごとの相手を受け入れ愛することが出来ます。何かコトが起こった時に、すぐに白黒つけたり、どちらが良いか悪いかをジャッジしようとしたりせず、自分も良し、相手も良し、そしてお互いの真ん中の道を模索するこころの余裕があるので、人間関係が円滑に回るのは言うまでもありません。

「うちの上司は自己肯定感がめちゃめちゃ高い人です。だって、部下の意見を一切聞かないし、ちょっと意見しただけですぐに否定してくるし、自分の意見が全て正しいと思っているし。よっぽど自己肯定感が高いんだな~って思います。」

これは自己肯定感が高い上司なのではなく、自己肯定感が低い上司なのです。

役に立ちたい、成し遂げたいという想いで日々努力をされている方が、私は大好きです。ですが、生きる意味を見失うぐらい疲れ切って潰れてしまっては、元も子もありません。そうならない為にも「出来ない自分も良し。出来る自分も良し。」という、自己肯定感の上に積み上げていく努力であって欲しいと、切に願います。

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