幸せの感度を上げていこうぜ!

「あなたの幸せは過去にも未来にも無い。いま!ここに!あるんですよ。」
とはよく言われる言葉ですし、私もよく使います。

いま、我が家ではドラム式洗濯機が動いています。
外側から中の洗濯物の様子が見えるのですが、水をぶっかけられて、ぐるんぐるん回されて、今度は水分を搾り取られてシオシオになって、また水をぶっかけられてぐるんぐるん回されて…洗濯物が気の毒になるぐらいの酷い仕打ちです。

さて皆さん、洗濯機の中に自分が入っているイメージをして下さい。
洗濯機の渦の中で、水をぶっかけられて洗濯物と一緒にぐるんぐるん回されます。ぎゅーっと絞られてまた水をぶっかけられてぐるんぐるん。洗濯物は絡みついて身動き取れないし、目は回って何も見えなくなるし、うまく息も出来ないし、苦しいばかりです。
これが、皆さんが問題の渦に飲み込まれている状態です。

だけど、誰かや何かがあなたをムリヤリ洗濯機の中に入れたのではありません。
同じことが起こっても、それを問題だと捉える人と、問題だと捉えない人が居ます。問題は問題だと捉えなければ、問題ではありません。
ですから、洗濯機に入る、つまり「問題に入る」という選択をしたのは、あなた自身なんです。

だからあなたは、洗濯機の中から
「毎度毎度ぐるぐるぐるぐる…こんなことやってられっか!」
って、蓋をバン!と開けて、自分の意志で出てくることが出来ます。
もしくは、誰かが何かがあなたを洗濯機に放り込もうとしても、
「ヤダ。入らない。ぜったい。」
っていう選択を取ることも出来ます。

その為にどうすれば良いのかというと、
「私は洗濯機には入らない!」
と決めること。そして入ってしまったら、
「私は洗濯機の中から出る!」
と決めること。
何よりも「自分がそう決める」ことが大事です。
そして決めたら「幸せの感度を上げていこうぜ!」。
そもそも、問題を問題と捉えたことが問題の渦に巻き込まれてしまう原因になったはず。それは、幸せを感じる感度が落ちているのです。
幸せの感度を上げるために、問題を問題と捉えない、その練習をご説明します。

朝起きたら天気が良かった
朝のコーヒーいい香り
前髪がキまった
通勤途中で花が咲いていた
彼からおはようのLINEがきた
通勤電車で座れた
通勤電車から白くて真っ白のソフトクリームみたいな雲が見えた
コンビニの店員さんが笑顔だった

皆さん、毎日、たくさんの現実を見て、聞いて、感じています。朝だけでこんなにも多くの現実があるんです。こういうひとつひとつの日常にある出来事、すぐそこにある現実に意識して気付くようにします。そして、
「嬉しいな、気分がいいな、ありがとう」
ってしっかり感じること。「あなたの幸せはいま、ここにある」んですから、それをしっかり感じて過ごします。それが幸せの感度を上げていくコツです。

また、一見嫌な出来事に思える現実も起こりますね。私だったら

仕事先で仏頂面の相手に出会った
仕事から帰宅したらペットの猫が床の上にうんちをまき散らしていた
一日中家に居た息子娘が使ったお皿を洗っていない
宅急便の受け取りを息子娘にお願いしていたのに誰も出てくれず再配達をお願いするハメに

まあイラっとして一気に気分が悪くなります。
そうやって、瞬間的にイラっとしたり、怒りを感じたり、反応してしまうのは仕方ありません。だけど私は洗濯機には入りません。私にとって問題に見える現実に、瞬間的にイラっとしたその後は、良い意味を見付けます。

「仏頂面ってやっぱ良くないわ~。一緒に仕事したいって思えないし。もしかしたら気付かないうちに私もそうしてたかも。私はフリーランスだし特に気をつけよっと。気付かせてくれてありがとう。」
「まあ床掃除が出来るしね!猫がうんちでもしてくれないと、床の拭き掃除なんか私やんないし。掃除のきっかけ作ってくれてありがとね。」
「シンクに皿が置いてあったところで別に死にゃしないか。洗いたいのは私だし。やりたい人がやればいいのよ。私ってきっちりしたいタイプだから、カウンセラーの仕事をするんだったらもっと柔軟になれって言われてるのかもなあ。教えてくれてありがとう。」
「宅急便の人にはホント申し訳ない!それはごめんなさい!だけどきっと今日受け取らない方が良い意味があるんだよ。それが何かは今は分からないけど。きっとそう!」

なんてムリヤリな…こじつけじゃないの?って、自分でも思います 笑
だけど、ムリヤリでもこじつけでも何でもいいから、良い意味を見つけて感謝するんです。そうすると、幸せの感度が上がっていき、不思議なことに問題の渦に飲み込まれなくなっていきます。

最初は難しいですよ。だけど毎日コツコツと。
これは筋トレと同じで「幸せを感じるという筋肉」を鍛えていくイメージで取り組んでみてください。

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